債務整理 千葉 クワイエットルームにようこそ | 思いて学ばざる日々

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クワイエットルームにようこそ
「異常な人こそ、本当は正常な側ではないのか?」
以前友人が立てた、エッヂィな仮説である。
この種の映画を観ると、常に考えさせられるテーマでもある。
私の模範的回答はこうだ。
「誰でも、自分の世界の中では、至極常識人である。」

どんな人にも、それぞれ自明性というものがある。
自分の内包する世界の定説、とでもいうのだろうか。
それは、バカだろうが天才だろうが狂人だろうがビリだろうが一等賞だろうが、等しく与えられた存在の主張でもある。
それぞれの自明・・・まさにこれが、明日香の体験した一週間だったに違いない。

そもそも常識、平凡とは何だろう。
それこそ千差万別に違いない。
一見凡庸に見える人間が、びっくりするような価値感を持っていることがある。
皮一枚外の他人が見れば、それは突飛で異常な行動かもしれないが、中の本人にとっては、至極まともな行動というわけだ。
明日香の視点は、まさにその皮(=ナースステーションの窓)外の立場から始まる。
泣き叫ぶ女性、レクター博士のようなベッド。
非日常の絵の中に、日常から切り取られポンと投げ込まれた自分が居る。
ちょっとした誤解や行き違いで流れ着いた先がそこだ。

しかし、「おもしろい国の人」・鉄雄からすれば、そこは明日香の当然に行き着く先である。
平穏な生活を送ってきたにもかかわらず、アル中になり、オーバードーズしてしまった彼女。
意味不明な恋人の言動は、鉄雄にとっては奇異以外の何ものでもない。
明日香が何故そうなったか解らないのは、彼が「つまらない国」の定説を知らないからだろう。
以前『嫌われ松子』でも書いたとおり、つまらない国の人とは、言い換えれば、心にトラウマを抱えた人間ということだ。
明日香がお笑いや鉄雄に惹かれたのも当然で、人は対極に憧れ、同化しようとする。悪いことに、元旦那も同じ国の住人だったため、悲劇が重なった。

明日香のように“ヤケ”になることは良くあることで、どういう人だからこの一線を越え、どういう人だから大丈夫、というのは一概には言えない。
自分の経験を踏まえれば、外側から見える人の価値観など氷山の一角でしかなく、その人の抱える“心の景色”如何で全てが決まる、ということか。
“こんなにも人が集まっているのに、こんなにも孤独な場所”・・・それは、心が自分独りだけの世界であることを物語っている。
明日香のように、それに気づき、認め、変化への一歩を踏み出そうとしなければ、どこへ行って何をしようとも、永遠に同じことの繰り返しである。
この“心の冬景色”=スキーマを解消したときこそ、彼女は、心の底から今までの自分を笑い飛ばすことができるのだろう。

明日香と鉄雄の掛け合いがものすごく面白い。むろん二人の息が合っていることもあるが、さすが松尾スズキさん!という感じの言い回しである。
しかも、真面目に考えれば至極ハードなテーマを、ここまで面白おかしく、かつさりげなく表現したという選択に、ナイスなセンスを感じる。
個人的には、蒼井優さんがとても良かった。“秘密”を暴露するときの自然さが、その向こうにあるキリキリとした神経の軋みを想像させて、思わずぞっとする。
チョイ役で、しりあがりさん、河井さん、庵野さんなど、いろいろな人が出ているのも楽しい。
塚本監督の「・・・・・・・。 津」の微妙なニュアンスには大爆笑してしまった。
あれから私の中で、元旦那の達筆な「残念だ」が、二ヶ月経った今でもブームである。


あー… 観たときの感覚がほとんど消え、ストーリー紹介のようになってしまった感想文でした、まる。
うたの | 映画、書籍等 | 02:33 | comments(2) | trackbacks(0) |
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Comment
お久さ うたのさん おげんきですか?
 ようやくこの映画を観る事ができた。少し生生しすぎて見る気になれなかった。見てみると始めから引き込まれてしまった。書かれている様によくこんなハードなテーマ
を・・・・ナイスなセンスなんでしょう。見た後こんなに静かな気持ちになれた映画は久々でした。この映画を観て思い出したは、ジャクニコルソン主演の「カッコウの巣の上で」でも前者の方が断然いいですね。
 気をつけていたのだけれど、体が
また全く動かなくなってしまった。
長期休職を交渉するのだけど、2回目だから気が重い。「まあ、なってしまったのだから仕方ないかあ」
体の声に従っとくことにしよう。

うたのさんの映画評は見てみようかなと思わされる。あ、1本しかまだみてないか。

posted by 紋太郎 ,2008/07/16 7:50 PM

こんにちわぁぁ、紋太郎さん。
また身体を壊してしまわれたのですか。
それは紋さんが真摯に人生を生きている証拠ですよ。
ともすれば真摯過ぎるところがあるから、少し休憩したら?との、身体とか神様とかからのメッセージではないでしょうか?
ゆっくりと療養する時間は、逆から見れば‘場’を味わうまたとない機会。コセコセ働いていては見逃してしまう当たり前のものを、じっくりと味わうことができる裕福な時間でもあると思います。

焦らずゆっくり、身体を休めてくださいね。


私の自己満なネタばれ箇条書感想を、チョイスの参考にしてくださってありがとうございます。
最近萎えていたのですが、少し元気が出ました♪

posted by utano.★(host) ,2008/07/17 1:39 AM










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