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評価:
池田敏春,殊能将之
かなりいいと思いますが。
駄.作
本多俊之のジャジーなスコアも最高なサスペンス
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評価:
殊能 将之
余分な詮索はいらない。
面白かった!
がっかり・・・
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まず映画、トヨエツ×サスペンスつながりで。
これも特殊じゃないように見えて特殊な役です。
原作を先に読んでいたので、これ映像化絶対無理でしょーよ!と思っていたのですが、ちゃんと違う結末が用意されておりました。
原作で笑い飛ばされる‘心の闇’に一歩踏み込んで、一般化して解決しちゃいました!的なノリが。
ある意味ハッピーエンドだし、これはこれで好きですがね私は。
主人公・知夏(麻生久美子さんがまたいい)の台詞、「これは病でお前は症状だ」が忘れられないです。
われらが阿部ちゃんも出ていて、最近の彼にしては珍しい役どころかもしれませんね。
原作の方は、特筆すべきは前述の‘心の闇’論。
ここでハサミ男の心情として書かれていることが、実は真実だったりするんじゃないかなーって、読んだ当時そう思いました。
『接吻』の坂口もそれっぽいことを言っていますが、その際は心は空っぽで、感情は欠落しているのが自明っぽい。
わたくし離人症で、‘心が空っぽで感情が欠落’が平生だが、犯罪に走る意思も必要性も今のところ全くないので、単なる想像でしかありませんが。
ただちょっとイヤなのが、葬儀の際、長さんか誰かが磯部刑事に言って聞かせる話。
僭越というかなんと言うか・・・わざわざ書かなくても、みんな知ってるかなぁ。
いや、いいんですけど。