債務整理 千葉 ゼブラーマン-ゼブラシティの逆襲- | 思いて学ばざる日々

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ゼブラーマン-ゼブラシティの逆襲-

前作『ゼブラーマン』は、結論をうやむやにしがちな現代に「白黒つける」という爽快な結末で終わった。
また、市井の人が想像を絶する努力と熱意でヒーローに変貌し、不可能を可能にするという応援メッセージも籠められていたし、過去のTV作品を元ネタにするという設定から、全体的に昭和の香りが漂う手作り感も楽しめた。
しかし、今回はその後日談なわけである。もはやゼブラーマンである新市は特別な存在であり、一般市民とは相容れない。そして、舞台は変容を遂げた未来都市である。あのどこか懐かしくもあり、まったく新しくもある『ゼブラーマン』の世界を、どこまで踏襲しぶち壊してくれるのか、ワクワクして観に行った。

ストーリーの骨組みは始めから終わりまでヒーロー物の王道であり、起承転結もある程度予想できる。
しかしそこはさすがクドカンと三池監督の仕事だ。骨太の主題、大まかなストーリーチャートに、他には真似できないケレンの効いた工夫が凝らされている。
たとえば白黒つけるために用いられたのが、遠心分離機(脱水機?)とガチャガチャであったとか、ゼブラタイムに流れるゼブラクイーンの歌とか、ゼブラミニスカポリスとか、国造りみたいになっている合体のシーンとか、ナンセンスをシリアスに継ぎ目なく融合させる三池監督ならではの楽しい趣向だ。
特に効果的だなぁ、と思ったのが、ゼブラクイーンのPVが何回も流れることだ。タイアップと言ってしまえばそれまでだが、短い時間の中で、キャラクターのインパクトと、現代の音楽メディアが人々に与える影響をダイレクトに見せ付けている。あれがあるからこそ、クイーンという享楽的なステレオタイプのヒールキャラクターに、違和感なく入っていけるのだと思う。

個人的に、前作登場した及川役の渡部篤郎さんが出演しないのが、ちょっと惜しいなと思っていたのだが、まったく遜色なく楽しめた。
特に良かったのは、やはりゼブラクイーンの仲里依沙さんだろう。ステレオタイプの役というのはストレートで演じやすい分、感情移入しがたい台詞を怒鳴ったりわめいたりしなければならないわけであり、現実味を持たせるのが難しい。だが、彼女はそれを違和感なく、見事にやってのけている。
特に印象に残っているのは、都知事専用車での会話シーン。顔にストライプの影が落ちる中、言葉少なに発言するだけなのだが、抑揚がまた巧い。『純喫茶磯辺』の時も、台詞でない台詞がホントに巧い人だなぁ、と感心したのだが、まさに本領発揮である。歌と踊りも妥協なくこなしている(ちょっと聴きづらいけど)し、演技派としてこれからが楽しみな役者さんだ。
同じ女性の出演者として、すみれ役の永野芽郁ちゃんの存在感もすばらしい。あのなんとも儚げな、しかし芯の強そうな演技はとても巧みだ。白馬の家の屋上での新市とのシーンは、下手をすれば白けてしまう所だが、彼女の自然で厚みのある所作に救われている。
あと、私の好きな役者さんの一人として田中直樹さんが出演しているのもいい。彼に関しては当たり外れがあるのだが、勇気あるがどこか滑稽なリーダー役がなかなかしっくりきていた。前編にわたりとても楽しめたので満足だ。
あと、またまた超個人的趣味なのだが、兄ぃこと生瀬勝久さんが冒頭の5分だけ出演して、おかしな台詞を普通にしゃべるという得意ワークを発揮していたので大喜びした。

善と悪との対峙は、白と黒のビジュアルで形成されるゼブラーマンにはもってこいの主題であり、ヒーローものには欠かせない哀しい宿命でもある。
白黒つけられた世界がその後どうなったか? 白黒つけることがすべて正しいことなのか?
そんな命題めいたテーマが、今回の作品の見所である。





うたの | 映画、書籍等 | 03:24 | comments(0) | trackbacks(0) |
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