債務整理 千葉 インセプション | 思いて学ばざる日々

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インセプション

私は元来‘夢’に興味のある人間である。
意識の無防備になった夢の中に潜入し、‘アイデアを盗む’という趣向も充分面白いが、それに加え、‘アイデアを植えつける’(この場合、日本人にとっては‘アイデア’というより‘観念’という言葉の方が解りやすいだろう)という展開がいたく気に入った。
夢の特性を上手く利用し、夢の中の夢、覚める瞬間の危機、景色や天気、体感時間の差など、思い起こすほど面白く緻密に設定されている。

題名にもなっている‘インセプション’だが、主人公たちの試みる‘植え付け’は、たとえばゲシュタルト療法やサイコドラマなど、心理療法に取り入れられる方法にも似ている。
実際相手がどう思っていたか、感じていたかは問題でない。自分の中で建設的な解釈・解決策を再体験することで、先入観や固定観念が崩れ去り、ポジティブな思考が原風景に取って代わるというものである。したがって、ロバートへのインセプションは、ともすると可能性に満ちていて、新たな展望となるやもしれないわけだ。

こちらは、ミッションにしては建設的なインセプションなわけだが、もうひとつ登場するインセプションは絶望的である。
観念というのは、一度囚われるとそこから解き放たれるのに相当なショックが必要とされる。いくら説き伏せても変えようのないものこそが‘観念’の正体である。
レオ様扮するコブが恐ろしげに口にする‘アイデア’≒‘ウイルス’の話を聞いて、私は、京極夏彦の‘呪’を思い出した。あちらの世界では、それを払拭するのが‘憑き物落とし’、つまり京極堂の仕事というわけなのだろう。

レオ様といえば『シャッターアイランド』の名演が記憶に新しい。
あちらも亡き愛妻がらみの話でデジャヴ感はあるが、私は本作品の展開の方が好きだ。
あちらは‘記憶’、こちらは‘夢’を題材にし、レオ様が扮する役どころを、それぞれ真逆の方向へと導いている。
確かに人間のイマジネーションは無限で、夢を自在に設計することが可能なら、アリアドネの言うように‘天地創造’を体験することも容易にできる。
しかし、そこで創られるのは風景であり人‘影’である。結局、他人のアイデアを盗むことは出来ても、いくら愛す人とはいえ・・・他人に内在する複雑なパッションを緻密に再現することなど出来ない。
己の創造物は、己のイマジネーションを超えることは決してないのだ。

クリストファー・ノーラン監督の作品といえば、『メメント』と『ダークナイト』が好きだ。
この作品は、ダークナイト寄りの音楽となっていて、いかにもノーラン世界らしい。
テーマへの個人的興味を差し引いても、主人公の抱える個人的トラウマ、仲間との連携、思わぬ障害、命の危険、人物それぞれの奮闘、時間との戦い等、ストーリー構成も息をつかせない。
ラストの選択肢も観客それぞれに任されていて、観た後も余韻を残す洒落た作りとなってる。

日本では、渡辺謙さんが多く出演するということで話題になっているようだ。
邦画での役どころは正直頭打ちである。『沈まぬ太陽』『明日の記憶』など、日本のがんばるサラリーマンや、『ラストサムライ』などの武将演技は、名演ながらも、いささか飽食感が否めない。
しかし、この作品では、大企業のトップながらアグレッシブに立ち回るという、かつて見たことのない渡辺謙が見られてとても新鮮だ。
この役者さんがこんなに色気のある人だと思っていなかったので、私としては新しい発見に喜んでいる。今後も、予想できないような興味深いワークをどんどんこなして、私たちを楽しませて欲しい次第だ。
個人的に印象に残ったのは、アリアドネ役のエレン・ペイジさんだ。この人の出演作を観るのは初めてなのだが、ちょっと呟いた際の台詞の上手さが、何回も際立っていた印象だ。
あと、調合師役のディープ・ラオさん。『スペル』で、主人公をアシストする占い師役をやっていたのを思い出したので、とても親しみやすかった。
それから、ロバート役のキリアン・マーフィーさんも、バットマンシリーズのスケアクロウ役でお馴染みの役者さんである。
またまた、個人的に気になったのが、アーサー役のジョゼフ・ゴードン=レヴィットさん。第2階層を仕切るという役どころがおいしかった他には、何が良かったとハッキリ言いづらいので、ただ、背広にオールバックといういでたちが自分好みなだけなのかもしれないが・・・。
うたの | 映画、書籍等 | 02:00 | comments(0) | - |
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